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初めてのフルマラソンでサブ4達成!③

【 フルマラソン 前半 】
 
(スタート~1km地点)
いよいよ、京都木津川マラソンがスタート。
雨のため、グラウンドは田んぼ状態で、いまいちテンションが上がらなかったが、これから遂に始まると思うと、少し気持ちが高ぶった。
長い時間を走ることに対し、非常に楽しみな面と、最後までしっかり走れるのかという不安な面が半々であった。
カウントダウンで10時になったはずであるが、後方のEブロックからスタートのため、合図は聞こえなかった。
前方が動き出したことで、やっとスタートしたことが確認でき、プロトレックの腕時計をスタートさせた。
グロスで計測することにした。
この時計は山登り用で使用しているものであり、標高や気圧に温度などが測定できるが、マラソンではストップウォッチだけ使用している。
しばらくEブロックは動きがなく、動き出しても非常にゆっくりであった。
前の人を抜かすこともできず、スタート地点まで時間が掛かった。
スタート地点の直後は、コースとなるサイクリングロードに出る上りの坂となり、ここではまた平衡感覚がおかしく、左にふらついて隣の人と接触しそうになった。
坂を上ると、だいぶ早く走れるようになったが、初めの1kmは7分くらい掛かってしまった。
いきなり借金を抱えてしまったので、これからペースを上げて返済をしていく。
 
(1km地点~5km地点)
フルマラソンでは、1kmあたり5分40秒で最後まで走ると、サブ4が達成できる。
そのため、後半の失速を考慮して、予定ではキロ5分20秒くらいで走ろうと思っていた。
このタイムにしたのは、2ヶ月ほど前の12月11日(日)西脇子午線マラソンで、初めてハーフマラソンを走った。
このとき、キロ平均にすると5分9秒であった。
フルマラソンでは距離が倍になるので、このタイムからちょっと遅めに設定した。
しかし、この後の5km地点までは、早く借金を返済したいため、キロ5分~5分10秒くらいで走っていた。
5km地点では既に借金を返済し、キロ5分40秒に対して、1分ほどの貯金ができていた。
しかし、この5km地点(第2給水)で仮設トイレに入ってしまい、また借金を抱えることになる。
手前の3km地点(第3給水)でも仮設トイレがあったが、目の前のランナーが入ってしまったので、待つ時間が嫌でここまで我慢した。
トイレでは手袋を外すと寒さで指の動きが悪くなり、ハーフパンツの紐を解くのに時間が掛かってしまった。
このトイレでは、2分ほどのロスとなり、また1分ほどの借金となる。
幸い、調子が悪かったお腹は鳴りをひそめ、このまま最後までひそめてほしいものである。
外した手袋はゴム製のため、以後雨に濡れた手袋をはめることができず、最後まで手の寒さを我慢することとなる。
 
 
フルのコース:大会会場⇒右⇒折り返し(南)⇒左⇒大会会場付近⇒左⇒折り返し(北)⇒右⇒大会会場
 
(5km地点~折り返し(南))
このサイクリングロードは道幅が狭く、横には3,4人しか並ぶことができない。
追い抜くときは脇の草むらを走ることになる。
この後、何ヵ所かでは道幅一杯の大きな水溜まりがあり、それを避けようと脇の草むらを走ると、こちらも水溜まりが広がって、ドロドロの田んぼ状態であった。
靴と靴下は水分をたっぷり吸って、じゃぶじゃぶの状態であったが、何故か気になるほど重いとは感じなかった。
 
 
 
この日の気象状況を気象庁で調べると、ここから近い京田辺で、上記のグラフと表のような結果であった。
10時台と11時台の1時間雨量が3,4mmとなっており、確かにこのとき雨が強かったが、カッパを着ていたため、走りにくいことはなかった。
5km地点のトイレからは、キロ5分10秒くらいで走り、7km地点でまた借金を返済できた。
走っている間は、1kmごとに表示があるため、頭の中で借金か貯金であるか計算ばかりしていた。
本当は1kmごとにタイムを書いたもの(1km:5分40秒、2km:11分20秒・・・)を用意していたが、手袋なしの手は冷え切って、その書いたものを出し入れするのが億劫であった。
又、字も小さいので、走りながらは見辛かった。
そのため、3km17分を基準(5分40秒×3km)として、そこから7kmであれば、17分×2+5分40秒=39分40秒といった具合で計算していた。
3kmの倍数のときは簡単に出るが、それ以外はちょっと時間が掛かっていた。
8km地点くらいでは、1個目のエナジージェル(アミノバイタル プロ)を飲む。
ジェルは4個用意し、1個を一気に飲むのではなく、およそ2,3km間隔で3,4回に分けて飲んでいた。
分けて飲んだのは、一度に補給するより、徐々に補給するほうが吸収も良さそうな気がするためである。
給水所は全部で8ヶ所あったが、初めの5ヶ所では利用することはなかった。
ジェルは手が冷え切って、キャップを開けることができず、歯で噛んで回し開けていた。
この辺りでは既に前を走るランナーたちは、10km付近の折り返し(南)から、どんどん戻ってきていた。
折り返しから戻ってくるランナーを見ると、ついつい自分も折り返しが近いと勝手に思ってしまう。
しかし、行けども行けども折り返しは見えてこない。
やっとのことで折り返し(南)についたが、まだまだ余裕があり、この辺りではキロ5分20秒くらいだと思われる。
 
つづく